怪ゼリーと精力強壮剤

Apr 7, 2007


■『ゼライス』(ゼラチン豚由来)は獣の匂いがしますね。
この獣臭を応用して、薄ーく薄ーく薄めたインスタントコーヒーに、黒糖とか、シナモン他いくつかのスパイス類をほのかにきかせたものをゼライスで加工すると、アンバー系の香料に似た風味の謎のゼリー「怪ゼリー」ができあがる。ような気がしました。
※一昨年の私の偉大な発明です
    
香水にもよく使われる「アンバー」という香りは、現在は人工のものがメインで、その香料の香り種類もわりと多様だったりするようなのですが、たとえばAmbroxanという香料なんかだと、上のゼリーにレンゲ蜂蜜をかけて仕上げに紫ウコンの粉&太田胃散みたいな薬品臭の粉モノをパラパラとふりかけたら…近づきそうな予感です(笑)。でもそれ、「罰ゲーム版/くず餅」って感じだ。
なお、ハチミツは「レンゲ」ですから。 「アカシア」じゃなくてね。(そこにだけ、こだわる)
   
※これ絶対に食べないで下さいね。っていうか作らないと思いますけど。材料もったいないし。
      
    
しかしながらこの怪ゼリーは、漢方の枸杞子(クコ)とか陳皮(ミカンの皮)と合いそうな予感もする。
ゼリーをサザエの貝殻(器)に盛って真夏の直射日光に当てたりなんかしても面白いかも。(?)
   
天然のアンバーをコーヒーカップにちょこっと入れておくだけでカップに香りが付くからそのカップでコーヒーを飲むのだ、といったような話も見かけたりするので、やはりコーヒーとの相性はよろしいのでしょう。
     
昨年、調香師さんに「何かネタない?」と聞かれたので、このゼリーの話をしてみたところ、満面の笑みで「それすごく面白い!・・・僕は食べないけど。」と拒否られました。(笑) 笑顔で却下。それも光栄っスね。
    
        
      
■精力強壮剤
天然香料のアンバーは、精力強壮剤としても名高いものだったといわれています。
…そうそう!それで!気になったといえば。下の記述ですわ。
ある本に、アンバーに関して↓このような記述があった。
    
“(アンバーの)精力強壮剤としての用法には、われわれを驚かすほどのものがあるが、ここでは省略せざるを得ない。”
    
これ超気にならない?!気になるよねー!!(笑
気になって気になって。それはもう夜も眠れないくらい気になりました。
というか私が個人的に気になったのは、アンバーの真相よりも何よりも、「なぜ、この御本を書かれた先生が“省略せざるをえない”とご判断されたのか」なのです。フォーカスはそこです。(←「アンバー」より「先生」に興味)
     
精力強壮剤なだけに、エロ系の記述だから書きづらかったのだろうか…、とか、あるいは記述が長すぎて原稿の予定枚数をオーバーしてしまうので省略したのだろうか…とか。
しかしどちらも当てはまらないような気がしました。
というのも先生は多少のエロ記述くらい何のそので、あらゆる御著書でその類いに関しても「たのもう!」と言わんばかりに真正面からしっかりとお書きになる大変素敵なお人柄ですし、文字数の都合というのも広辞苑くらい分厚い本なので少しぐらいオーバーしたって大丈夫そう…に見えます。
ならば何ゆえに???
     
アンバーという香料はアラビアあたりと関係が深いので、その辺から探してみました。
     
大変残念なことに先生はもうお亡くなりになられたので、先生がご覧になられた資料と、私が見つけた記述が、同様のものなのかどうか、それを知る術はありませんが、もしも同じものだとすれば、なるほどーこれは私でも書けないわー。と思いました。
ひじょうにデリケートな問題なので私の書き方が未熟だったら申し訳ないのですが、若干オカルトっぽいんですよね…。
そして若干というかズバリ「エロ」なんですよね…。(笑
当時は本気で行われたであろう事ですから、それに対してオカルトとかエロとか簡単に体系づけてはいけないと思うのですが、呪文とか、まあ、そのへんが…
    
香り関連の歴史というのは、境界線の見きわめが実にむずかしい分野だと思います。というか境界線が存在するのかどうかさえも不明。
    
    
先生はこの記述もご覧になられたのでしょうか。
…やはりアンバーのことよりも先生のお気持ちが気になったまま、今日に至っております。
     
    
・・・こんな話をなぜ突然したかというと、それは昨日コーヒーゼリーを食べたからです。
      
    
       
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