小食化への道

May 11, 2010


◆昔、某ファミレスのパスタの量が少ない!と言い、ハシゴしていた自分ですが―――当時、偶然にも同じファミレスが100メートル以内の至近距離になぜか2軒あったのです(笑) ですから、1杯食べて、同じ店でおかわりするのは恥ずかしいので、もう1軒のほうの同じファミレスに行って注文していました。
食べる時は食べる。食べ始めると、いくらでも入るような気がする。最初は全然おなかすいてないと思っていたのに、食べ始めたらおなかが減ってきた。とか。(笑)
     
けれども、
もともと私は、普通の人よりも少食だったという事実を、最近よく思い出すのです。
  
小さい頃、特にそうでした。
朝ごはんを食べるのがとにかく嫌だったし、給食も低学年のころはプレッシャーでした。「どうしよう、もう4時間目なのに全然おなかがすかない、どうしよう」。好き嫌いは全く無く、何を食べても美味しい状態でしたし、実際、給食もとても美味しかっただけに、よけいに心苦しくもあったのです。
さらに体育の授業のあった日は、みんなは激しくおなかが減っているらしいという周囲のプレッシャーがますます重かったです。私だけは、ちょっと走り回ったぐらいじゃお腹は減らないから。
…低燃費系なもんで。(笑)
食べないからといって体型が細くて痩せていたかといえば逆で、背は小さかったけどプクプクしていたし、謎です。
夏休みも、みんなが元気よく走り回って汗をたくさんかいてジュースをゴクゴク飲んでゴハンやお菓子をほおばる姿は、私から見ると、なんとなく恐怖に映りました。自分は体温が高い体質なので、真夏に走り回ってもあまり暑さを感じることもなく、ジュースもゴクゴク喉を鳴らして飲むこともできず(←お年寄りじゃないけど、ジュースは味が濃いから大量には飲めない系(笑))、おなかもすかないので食べ物の取り合いにも参戦できず。動物として野生度であきらかに負けているという焦りがありました。大人がまた、そういう野生度の高い子供をほめるでしょ?(笑) 「この子は元気があって良い!」とかって。あれがまた怖くて。
私は、元気がなかったわけではなくて、落ち着いていたのだと思います。   
大人になってから考えてみると、当時の自分は誰よりも正しい感覚を有していたのではないかとさえ思える。野獣ではなく、人間らしい食生活というか(笑)そういうものを本能的に感じていたと思います。だから周囲に対する恐怖感というのは、あれもきっと、ある種の違和感だったのだろうと思います。
     
おなかがすいて給食が待ち遠しいと思ったのは、小学校5年~中学2年くらいまでかな。その頃は食べ盛りで、今度は逆に、クラスの誰よりもモリモリ食べる生徒になってまして(笑)極端ですね。…普通、女子ってそのくらいの年齢になると恥ずかしがってあまり食べなくなるじゃないですか、でも私は逆で、クラスの女子で一人だけ、おかわりをしていました。「食べる時はきちんと食べたいから」と、りりしい顔つきでおかわりする女子生徒。やはりここでも落ち着いていました(笑)
     
大人になっても、3食きっちり食べると、あきらかに体がNO!と言っているのを感じていたから、お腹の減らない時は、はぐらかしていました。
もちろんお腹が空いている時は、きっちり食べたいし、お腹がすいていなくても食べ始めれば、それなりに入るので、ハタから見ると大食い!?と言われることもしばしばでしたが(笑)、でも、食べなければ食べないで平気なタチなんです。変かもしれないけど。私はそういうタイプで。
「満腹感」も感じないけど、「飢餓感」も感じないタチなのかも。
食べ始めると勢いづいて、いくら食べても満腹とはならないけど、最初から食べないなら食べなくても平気だから。
食べても食べなくても、どちらでも困らない。
お酒も、大量に飲んでもそんなに酔わないし、飲まなくても楽しいから、どっちでもいいやと思ってたけど、今はお酒の必要性を感じないので飲みません。
     
知人の女性などは「朝ごはんをたくさん食べないと昼まで持たない」と言い、そして昼食後まもなく、おやつをほおばり、そして夕方からビール焼肉に甘い物と…どれだけ食べるんだこの人は、と横目で思ってました。
まあ、仕事場から抜け出す目的で、ランチに行くのは私も楽しみでしたけど。
基本的に、おやつは、食べる暇ないです。(笑)
お腹がすいている時は、きちんとゴハンを食べなければ嫌だし、それ以外はお腹がすいていないので何も食べたくないし。お菓子っていつ食べるんだろう?タイミングが難しい。いちいち作業を中断してお菓子とか食べる時間を確保するのも面倒でしょ?って今は普通にそう思います。だって一日って短くない?(笑)
    
結局、
(大量に)食べても食べなくても体型は同じだし、
お酒も、飲んでも飲まなくても、その場の楽しさは変わらない。ということなので、
であれば、少食で、お酒も飲まなくて良いだろうという結論です。
お腹いっぱい食べ過ぎた!とか、おなかが減って動けない!とか、暑くてもうダメ!とか、…そういう、せっぱつまった苦情系の感情をあじわったことが、あまり無いんです。(笑) 平気といえば平気かな?という、ゆるんだ人生です。
     
食べても太らないなら、たくさん食べちゃおう!そういう発想は私は苦手です。食べ物への敬意がないし、動物的というか哲学がないから(笑)そういう考えはどうも苦手。
   
   
◆前置きが長くなりましたが、
これからの時代は、ランチもバイキング形式は飽和状態に達し、その後は逆にミニランチ化の傾向に向かうような気がしています。良質のものの中から好みのものを選んで少量、という。
現在バイキングは、好きなものを選んで食べられる点では魅力的ですが、なるべく食べ残しの出ないような配慮がなされれば良いなと思います。
今はバイキングの店が増えすぎたね。
バイキング形式の店は、もっと数が少ないほうが面白い。たまにそういう店を見つけるからレジャー感覚的に楽しいんであって、あちこち飽きるほど見かけるようなものでもなかろうと思う。
小さな子供たちと一緒に食事をする時などは、たしかにバイキングに連れて行けば大人としてはラクだし助かるけど、でも、バイキングで食べている周囲の他のお客さん達の様子を拝見していると、食べ物への敬意とか配慮とか、そういう品位は落ちてるなと感じる。…私もバイキングは好きで行くこともありますけどね(笑)、そのへんの品位とか尊厳が護られるようなランチ形式が今後うまれればよいなあと、いつも思っています。
   
      
香水フレグランスの量も同様。
これこそまさに『小食化への道』です。
濃度の低いオードトワレなどは今の通常サイズのボトルだと、だいたい30mlか50mlくらい~100mlのものが多いけれど、その約72%くらいがちょうど良い適量だと感じます。
あるいは、
50ml、100mlと、同じ香水を2サイズ用意するのなら、
36mlと100mlにするとかね。
   
中でも、濃い香りなどは、さらに減ずるべき。
こんな濃い香りを一日に何度もつけ足すはずが無いし、しかもその何プッシュもを毎日続けたとしても1年以上かかりそうな量って…この量の設定には、デリカシーが無いと思います。考えたら分かりそうなもんでしょ(笑) 素人でさえ気づくっつーの。
何でもかんでも横並びにサイズを同じ量にすりゃいいってもんじゃないですよね。
品物となる香りと、それを使う人の状況をよく検討して、サイズを決めていただきたい。
    
おそらく販売者側としては香料を大量に売りたい一心なのだろうと思うから、それなら、同じ定価・価格で、量だけを減らせばいい。その差額は原料供給の方やメーカーさん等、諸々で正しく分配したらいいと思う。
量が減るのに価格がそのままなんて損だから嫌!という考えは私は苦手です(笑)。やっぱり香料への敬意があったら、そのような発想には至らないから。安く買いたたくのは好きじゃない。
どんなに量が少なくても、香水としてのプライドが保たれるよう、適正な価格で買われるべきです。ありがたみが減るほど価格を下げるのは、いけません。
    
香水をこれでもかというほど大量につけまくる人は、その原料である植物のことまでは考えていないと思います(べつに考えなくてもいいですけど(笑))。
    
私は、植物から拝受してつくられる「香水」は、とても貴重なものだから、大切に使わせていただきたいという気持ちです。
「この1滴が、ありがたい」と思えば、消耗品のように大量には使わなくなるものです。
香水メーカーさんは、それじゃ売れなくて困る、と思うかもしれないけど、植物の美しい香りは、本来そのように敬意を払われるべき存在です。
   
   
そろそろ身の回りのものを低燃費系に切り替える時代にさしかかってきているのかもしれません。
欲張らずに、ゆずれる部分は気持ち良くゆずり合いながら、明るい心で過ごす生活がブームになる。これからは、そういうのが面白いと思います。